今日はどんな事業を行なっていてもとても重要な概念を取り上げますね!
ベネフィット(benefit)とは日本語に直訳すると「便益」です。
意味としては便利・利益のあること、とのことですが、
わかりやすいのは横文字ですが一般的に使われる「メリット」ですかね。

様々な商品・サービスが世の中に出てきて、数え切れないほどの情報接触ルートがある現代、
ベネフィットという概念はとても重要です。
消費者が商品・サービスを選ぶ時代になっています。
どうしたら自社の商品・サービスが選ばれるのか。とても悩みどころですよね。
だからこそ、消費者が「何を欲しているのか?」を考えぬいて戦略を練ることが重要です。
良くあるドリルの例ではなく、別の具体例で。
自動車なんてわかりやすいかもしれません。
実は、自動車が持つ商品としての本来の「機能」は以下です。

・アクセルを踏めば進み、ブレーキを踏めば止まる。(自動で動く車輪のついた物体)
当たり前ですが、ざっくりこれが自動車の根本の機能です。

そこで、あなたは自動車を購入するとき何を欲していますか?
人によって異なると思いますが、ざっとこんな気持ちの方も多いのでは?

①通勤手段として購入
「歩く」「自転車を漕ぐ」といった労力なく短時間で職場に到着でき、自宅に戻ることができる、ということがその人にとってのベネフィットかもしれません。

②家族とのおでかけ用に購入
みんなで一緒に、同じペースで行きたいところに行ける、というのがその人にとってのベネフィットかもしれません。

③自分のステータスとして高級外車を購入
乗っていることで「お金持ち」「成功者」として第三者から見てもらえることに優越感を得られる、ということがその人にとってのベネフィットかもしれません(笑)
別のベネフィットもあると思いますが、心理学的にはそのような人が多数派な気がします(笑)
私も事業が成功したら高級車に乗りたいという夢はありますが、その多数派の気持ちで買うと思います(笑)
もしうまくいけばww

上記を見ても、基本的な商品・サービスの「機能」と「ベネフィット」は違いますね。

つまり、その商品・サービスを購入・消費することによって得られるものは何か?
それが多くの消費者に求められていることなのか?
を考えていくことが重要です。
実は、ここでいう「多くの」というのもポイントです。

ある消費者にベネフィットを提供できる商品・サービスを開発しても、
母数が少なく、市場が小さければなかなか難しいです。
※ニッチな市場の攻め方も一応ありますが、ここでは割愛。

なので、自社の商品・サービスが消費者にどんなベネフィットをもたらし、
その市場の大きさはどんな感じなのか、
考えて行動することが必要です。

自社事業の商品・サービスに当てはめて考えてみましょ〜( ´ ▽ ` )
消費者にとっての新しいベネフィット(例えば新しい使い方とか?)が見つかるかもしれませんよ!
そしたら以前ブログで書いた「破壊的イノベーション」に繋がるかもしれませんね!笑

ということで、本日はここまで〜!!
次回またおたのしみに♪( ´▽`)