はいさい( ´ ▽ ` )
今日はあまり耳馴染みのない経営学用語でお話しようかと思います。

リバース(Reverse)=逆転
エンジニアリング(Engineering)=技術開発

といった感じの意味なのはだいたい想像つくかと思いますが、
パッと「逆転の発想的な技術」という概念では実はないんです。

簡単に言うと、

優秀な企業の技術を徹底的にコピー(模倣)して、全く同じ技術を
経営資源として社内に蓄積した上で、それまでのプロセスの中で
培ってきた自社の強みとを掛け合わせて「ひと味」加えることで
オリジナルなもの作り出す技術のこと

って感じですね。
つまり、リバースエンジニアリングは「真似」から始まるんです。
意外ですよね。でもこれで成功した有名企業もあるんです。

代表格は韓国のトップ企業のSAMSUNGですね。
最近では中国のファーウェイもその経営理論に適用できるかと。

SAMSUNGは日本のSONYやSHARPから優秀な技術者を
社内に取り込んだり、技術伝達のために外部講師として招聘したり、
時には自社エンジニアを本場日本まで研修させるなどして、
徹底的にSONYやSHARPの技術を社内に取り込む努力をしました。
そこから自社社内資源(ヒトやモノなど)と掛け合わせて
携帯電話機の製造など事業拡大を図り今の地位を確立したような感じです。

ファーウェイに関しては、元々は販売代理事業からのスタートなので、
自社製品はありませんでした。
しかし、代理販売する商品のノウハウや技術をしっかりと社内に落としこみ、
現在は自社でも携帯電話を製造できるようになりました。
世界売上高が12兆円を超えたことで最近ちょっと話題にもなった企業ですね。

何はともあれ、言いたいのは、他の人の「真似」することは別に悪いことではなく、
「真似」した後にどんな構想をもって「なぜいま」「どこを真似るのか?」というところが大事なんじゃないかと思います。
いわゆるベンチマーク的なことですね。
※著作権や商標権、意匠権など権利に関わることの真似はもちろん「悪いこと」になるので誤解なさらずにお願いします。

弊社クライアント(沖縄音楽芸能事務所様)の場合は特殊でニッチな業界(沖縄音楽芸能界)なので、
現時点では明確にベンチマークにできるような企業が存在しないのですが、
いずれ同社をそんな存在まで育てあげられたらいいなと思っています。
※部分部分ではベンチマークにできる企業はもちろんありますよ( ´ ▽ ` )

皆さんの業界の中でも「ここを目指したい」という明確な企業や店舗があれば
その企業・店舗を徹底的に調査し、「なぜ優れているのか?」を考え、
「自社がそこと同じレベルになるためにはいまなにが必要か?」を検討すると良いかと。

では、本日はここまで〜!!
次回またおたのしみに♪( ´▽`)