こんばんは!
今日はランチェスター戦略のお話をば。
第一の法則と第二の法則がありますね。

第一の法則は簡単にいうと、商品・サービスの機能(能力)や強み(武器)が全く同等であれば、人員が多い方が勝ち、人員が同じであれば商品・サービスの機能(能力)や強み(武器)が優れている方が勝つ、というものです。

第二の法則は、大企業のやり方がわかりやすいですね。フルラインナップの幅広い商品(数打ちゃ当たる確率論的な)、地域にこだわらず全国展開する(広域での企業活動)ことや、支社を置かなくても全国に販売代理店を抱えて販売を行う(遠隔的な活動)などのやり方のことで、これは人員(ランチェスターでいう兵力)が多い方が圧倒的に有利となる、というものです。
つまり、第二の法則が成り立つ環境下では、新興弱小企業が大企業に勝つことは到底無理、ということですね(笑)

だからこそ、小が大に勝つためには戦略(戦い方)が重要なんです。

自社の商品・サービスの強みや優位性をしっかりと把握し、
例えば

競合の少ない市場で売る(一騎打ち戦)
地域限定・業種限定のものにして売る(局地戦)
独自の販売ルートを確立して売る(接近戦)

などのやり方で
少しでも第一の法則に近づけるようにするのが良いかと。

……ここで気づいた方は鋭いです。経営学の基礎となりますが、

(S)セグメンテーション:市場ニーズの構造を分析し、市場を細分化して俯瞰すること
(T)ターゲティング:自社の商品・サービスを欲する人を見極めること
(P)ポジショニング:自社が現在どの位置にいて、どこを目指していくかを検討すること

というSTP分析の要素がそのまんまですね。
選択と集中、という経営学的要素も反映されています。
それを戦争の勝ち方になぞらえて説明しているのがランチェスター戦略、という感じですかね。
小が大に勝つには必死で考えて考え抜いた戦略が必要なんだと思います。

ただ、STPとはまた概念が違うのは、ランチェスター戦略は大企業つまりは強者の戦略も説明しているのがポイントかと。
上記のように考えて考えぬいた戦略で下克上を狙う企業の動きを封じ込めることが大企業の戦略です。
徹底した競合調査の上、彼らと同じことができるようにしてしまえば(同質化)、元々最大手なわけで、ブランドも確立されているので負けることはない、という考え方ですね。

あぁ怖い。同業の強者(ちゅーばー)に睨まれたらひとたまりもないですね!笑
でも、強者が興味を持たない、または強者にとって対応しても旨味のない市場(例えば売上規模の小さいニッチな市場)で戦えば「見向きもされず(笑)」トップを狙えるかもしれません( ´ ▽ ` )
100億円の市場で0.5%の市場シェア(5000万円)を狙うよりも、
2億円の市場で25%のシェア(5000万円)を狙うほうが大企業に目をつけられないかもしれません。

ランチェスター戦略は「公式」もあって、戦争の話も交えて色々説明されまくってますが、
公式を使わず、細かい戦争の話を抜きにビジネスの観点のみで説明した方がわかりやすいかと思ってそんな感じで
書いてみました〜( ´ ▽ ` )
これからどんな戦略をとっていくか、一度立ち止まって考えてみるもの良いかと思いますよ^ ^

ということで、本日はここまで〜!!
次回またおたのしみに♪( ´▽`)