セグメンテーションとは、簡単にいうと「市場を細分化してみること」です。
どのような観点で仕分けるの?というとこがポイントです。
大きく分けると4つ。
①ジオグラフィック(地理的)な要素。
地域や人口規模、人口密度や駅の有無など、行政関連の情報から得られます。
②デモグラフィック(人口動態)な要素。
年齢や性別、所得や家族構成、職業や学歴など、想定しやすい要素です。
③サイコグラフィック(心理的)な要素。
個人のパーソナリティ(社交的か内向的か、等)やライフスタイル(何を重視して物事を選択するか、等)など、個人個人によって全然違ってくるので想定しづらい要素。
④行動傾向
日常利用なのか特別な日の利用なのか、品質重視か便利さ重視か低価格重視か、
初回利用者なのかリピーターなのか、などで、近年のWEB技術の進歩によって
把握できるようになってきた要素。
上記4つのどの観点で市場を細分化していくのか、を考えることです。
ただ、どれか1つにこだわるのではなく、「組み合わせて」考えることが大切です。
ただし、セグメンテーションに際して、
1)完全に新規事業の場合であれば
自社の強みを最大限活かせるのは?
という観点が一番重要です。つまり自社の強みの分析から始まるわけです。
まぁ、仕分け方については未来のことなのであくあでも「仮説」でいくしかありません。
※調査して得られる情報は確実に調査すべきです。
2)既に事業が動き出していて、売上UP、つまり売上を改善したい、というのであれば、
・自社の強みを改めて認識すること
・これまでの結果を振り返ること
・現実的にできないことは何か?
という観点を持って考えるべきだと思います。
弊社クライアント(沖縄音楽芸能事務所様)の運営するライブハウスは、テナントビルオーナーからお声をかけ頂いて3ヶ月で融資申請〜OPENまでもっていく必要があったので、何の調査もする時間がなく、勢いだけで走り出しました。
その結果、現在悪戦苦闘中なのが現実です(笑)
特に、どうしても変えられない条件が以下。
立地と全体的な内装
ですね(笑)
変えられない理由は?そう。お金です。
その2つに関して、大きく変更することは、大規模なお金が必要となります。
なので、売上がまだまだな状況でできるわけありませんね。
その変えられない部分を踏まえてどう考えるか?
つまりは、その立地と内装という要素を前提に狙えるターゲットを考えます。
その前段階でセグメンテーションを行います。
※団体での貸切と個人含む一般営業とではで大きく違うので、今回は一般営業で。
※同社のビジネスの場合は「サイコグラフィック(心理的)要素」と「行動傾向」を組み合わせて考えています。頭の中の順番でツッコミ的な感じで入ります(笑)
立地(国際通り)にいる人(訪れる人)の中で、
(1)観光という特別な日にラフな感じで沖縄音楽を楽しみたい人(空間としては、沖縄らしい雰囲気重視)
→店内の内装がリゾート空間だから沖縄居酒屋らしい「ガヤガヤ感・大衆感」はだせんしが!!金ねーし!
(2)観光という特別な日にプロの本物の沖縄音楽を楽しみたい人(落ち着いた空間でじっくり堪能)
→内装とライブパフォーマンスはマッチするが、そういう感じが好きそうな人は国際通りじゃなくて恩納村等のリゾートホテル周辺にいるんじゃね?そもそも立地×空間でミスった?笑
(3)地元沖縄の人の日常利用で気軽に沖縄音楽を楽しみたい人(空間としては、沖縄らしい雰囲気重視)
→日常利用なら、食事も含む一次会的な飲みの席で重要なのはコミュニケーションじゃないか?→ライブがある時点でちょっと会話しづらいから地元民の一次会としての日常利用(仕事帰りの飲みなど)は厳しくないか?残念ながら。
二次会ならいいと思うが、二次会ニーズを狙った店舗を隣接して持っているし、、、
(4)地元沖縄の人が県外からのゲストがいる特別な日に本物の沖縄音楽を楽しみたい人(落ち着いた空間でじっくり堪能)
→仕事にせよ、プライベートにせよ、いわゆる接待的な感じだね!
これなら沖縄のビジネスのメッカである那覇の中心街が近い国際通りなのでありかも!
どうでしょうか?
セグメンテーションを様々な要素を組み合わせて考えてみています。
その結果、現在の方針としては、一般営業には「接待」をキーワードに
WEB施策や営業活動を組み立てています。
その結果はまだ始めたばかりなので出ていませんが、いつかご報告できればと(笑)
ということで、本日はここまで〜!!
次回またおたのしみに♪( ´▽`)