はいさい!
今日はみなさんも耳馴染みのある用語をお題にしたいと思います。
「リストラ」と聞くとマイナスイメージかつ「解雇」を連想する方も多いのではないでしょうか?
明確な間違いではないんですが、本来のリストラの意味と「解雇」とは違います。
リストラとは、リストラクチャリングの略語で、英語表記すると「Restructuring」です。
それを日本語に直訳すると「再構築」です。
つまり、企業経営でいくと、「戦略再構築」「企業再生」といったところでしょうか。
その再構築の過程で実施されるものの一つが「従業員の解雇」なんです。
どちらかといえば、それは「使えない人材だから」ではないことが多いです。
企業が永続的に利益を上げ、成長を続けるためには時々に応じて「選択と集中」が必要になります。
何を捨て(事業譲渡や事業縮小など)
何に力を入れるか(事業投資やM&Aなど)
その「捨てる」選択をした時に「解雇」が伴うことが多いのです。
しかし、沖縄でもよくいわれることですが、悪いことは注目を集め広がってしまうので、
マイナスイメージの広がり方が強くなり、「リストラ=解雇」という
少しずれた認識が日本に広まっているかと思います。
リストラクチャリング自体は企業存続のためにはとても重要なことです。
なので、その認識をもって経営をしていくと良いと思いますよ!
でもその「何を捨て」「何に力を入れるか」ということがとても難しい。
そこを自分で考えるのも経営ですが、周りの人に意見を聞きながら、自分なりの経営を考えるのがベストかと思います。その方が楽しいですし( ´ ▽ ` )
気をつけたほうがよいのが、数字のみの「GOOD」を目指してリストラクチャリングを行うことですね。
例えば、あなたの会社が長年続けてきた事業の業績が悪化し、不採算事業となっている時、他の事業が安定していることもあり、その事業を他社に譲渡し、その事業部の従業員を解雇(他社へ移籍または完全解雇)する決断を下せば、
数字上、一瞬で業績が改善されるでしょう。
しかし、実はとても大切なものを失っているのです。
「人財」です。
探すのも大変で、育てるのも時間と労力がかかり、機械と違って全く同じ能力を持つことはありえない「人財」が、長年続く事業の中では「組織的に」うまく回っています。
そのような重要な経営資源を一瞬の「数字上の改善」のために失って良いものか?
という視点は忘れないでいたほうが良いと思います。
2008年のリーマン・ブラザーズの破綻の原因の一つにも上げられている「人財流出」というのは企業経営にとってはとても注意しなければならない視点だと思います。
「気付いた時にももう手遅れ」という状況にならないように気をつけましょうね!
弊社クライアント(音楽芸能事務所様)でも
・ライブレストラン運営
・民謡酒場運営
・芸能アーティスト派遣
・メディア運営事業
といった複数の事業がありますが、その視点は忘れずに運営していきます!
特に飲食店関連の事業ではまさに気をつけないととても大変なことになりそうです!笑
ということで、本日はここまで〜!!
次回またおたのしみに♪( ´▽`)